小学2年生の息子がものすごい甘えん坊です。
リビングで寝転がりながら、
「お母さん、抱っこ!・・抱っこしてくれないんかあ・・」
「抱っこしてくれないのかあ・・」
とずっとブツブツ言ってます。
ちなみに一人っ子です。
小学2年生って、こんなんでしたっけ?
私(母)はもう少ししっかり?していたような気がするけど・・
男の子だからなのか・・?
外では強がってます。
先週の参観日は、「来ないで!来ちゃだめ!」と全力で拒否されました。
男子は異星人
母親にとったら、男の子はもはや異星人です。
男子を妊娠した!と分かった時、職場の先輩(男性)から
「男の子はバカだよー!ずっとバカ」
「それからお母さん大好き」
と言われました。
なるほど、その通りです。
今8歳ですが、たぶん5歳くらいから、やってること言ってることが変わっておりませんね。
一貫して私のことも大好きです。
でも、さすがにもうすぐ小学3年生なので、だんだん外の顔と中の顔の区別が出てきました。
お友達が家の前まで自転車で「あそぼう!」て迎えにきてくれたら、「お母さんは出ないで!」とお友達に挨拶させてもらえず、「オレ」とか言って、自転車に乗ってどこかへ行きます。
くだらない話をしよう
そんな彼ももうすぐ小学3年生です。
子育ての先輩方を見ていると、なんとなく小学校高学年から少しずつお兄さんになっていくようですね。
そして中学生になったら、すっかり生意気になるんでしょう。
いや、生意気になればまだいいけど、口もきいてくれない、なんてことになったりして。
そうならないためには、日ごろからいかに彼とくだらない日常会話をするか、
だと思うんです。
いつかは心も自立します。
でも、夫婦でも親子でも、いい関係を続けている人たちは、普段からの何気ない会話をすごく大事にしています。
私の親友のまりちゃんは、息子さん(小学6年生)と朝家出るぎりぎりまで楽しく話してるそうです。
「息子と話があう!」
「しゃべってるとすごく楽しい」とイキイキ話してくれました。
とってもいい関係を作っていますね。
別のお母さんは、
「息子が小学5年生になってから、ほとんど部屋から出てこないし、口もきいてくれない」
「息子が何を考えてるのか全然わからない」と
保護者懇談会でみんなの前で話されていて
苦労されていました。
後者のお母さんだって、真剣に子どもに向き合ってきただろうし、
きっと息子さんと話がしたい、と思ってるはずですよね。
でもなんとなくうまくいかないのは、
「大事なことを話してくれない」
以前の
「くだらない会話を日々している」
の量にあると思うのです。
子どもに
「今日どうだった?」「何か話して」て言ってもなかなか何もでてきませんよね。
「何も話してくれない」ってグチる前に、
じゃあ自分は今日あったくだらないこと、子どもに話した?ってことだと思うんです。
話す内容はなんでもいいのです。
話すことが何もなければ、一緒にテレビを見て、アニメのことを聞いて子どもに教えてもらったらいいですよね。
ポケモンの名前とか、技の話とかなら、子どもは喜んで話してくれます。
車を運転しながら話した雑学とかも、意外に子どもはちゃんと聞いていて、覚えてくれています。
耳から入る情報って覚えやすいそうですね。
優秀なお子さんの親御さんたちは、歴史の話や、基礎的な理科など、日常生活の中で話して教えておられるのだとか。
会話が増えて、親子の信頼関係につながりますし、
子どもの知識量が増えて、学校の授業も理解しやすくなり、自己肯定感があがりますし、
いいことしかない!ですよね。
相手の顔は鏡です。
相手がつまらなそうであれば、自分もつまらない顔ですね。
黙ってテレビを見てるなら、自分も見てるのでしょう。
笑いながら楽しい話をすれば、相手も笑ってくれます。
「話してくれない」と思うなら、
自分からどんどんくだらない話をしていけばいいと思うのです。
要求を通す場合も有効
親としては、
「宿題しなさい!」
「部屋片づけてよ!」
って言いたくなるんですが、
相手は人間ですので、やりたいタイミングがあるのかもしれません。
言いたいことは飲み込んだほうが、子どもに伝わってる場合もあります。
「●●しなさい!」って一方通行で言われると
子どもは話したくなくなります。
「聞いてよ、今日さー」と話しはじめれば、
子どもは聞いてくれます。
宿題はいつするのか、部屋はいつ片づけるつもりなのか、
笑った後に聞けば、子どもは
「ごはん食べたらやるんだー」
とか話してくれます。
これでお互いハッピーです。
本当は今すぐやってほしい。とかは、いったん我慢しましょう。
まずは宣言させて、それができない場合に
「やると言ったことをやらない」
ことを叱り、軌道修正と、今後の行動を考えさせましょう。
子育ては終わる
息子は順調にいけばあと10年で大学入学です。
もし遠くの大学に行きたいということになれば、一緒に住むのはあと10年で終わりかもしれません。
そのまま就職したり結婚したら、もう一緒に暮らすことはないのですね。
意外に子育て期間って短いのです。
一緒にいられる今、子どもとたくさん
一緒に色んな体験をして、たくさん話して、
「いつでもあなたの味方だよ」
「あなたは価値のある人間だよ」
ってメッセージを、伝えられたらいいな、と思ってます。
抱っこして、と言ってくるうちは、気がすむまでしてあげよう、と思ってます。
たくさん会話して、笑って一緒に過ごせば、安心して自然と「抱っこして」
とせがむことも減っていくのかな、と思っています。
いつかは育児が終わると思うと寂しいですが、
かけがえのない時間をくれてありがとう、と思います。
毎日はイライラしてしまうこともありますが、
子どもはずっと一緒にいれるわけではありません。
たくさん話して、一緒に笑って、
大切な毎日を大切にできたらいいですね。