お金が『得』か『損』か
何かったとき、心配だから医療保険に入りたい
十分な貯金ができるため、医療保険で備えておきたい
「不安な気持ち」「将来に備えておきたい気持ち」から、医療保険に入ろう!と思いますよね。
でも、一回だけ立ち止まっていただきたいのです。
「おカネが得か、損か」。
得か?損か・・?
あくまで概算だけど、数字を見て考えることが大事!
私のプロフィールです。
- FP2級、生命保険販売者資格保有。
- 保険商品を15年で300件以上販売。
- 自分でも500万円以上を各種保険料として納めました。
- 医療保険が必要かどうか自分で判断できるようになる
- 本当に納得して医療保険に入ることができる
いくら払うのか計算方法!
今から医療保険に入った場合、
「いくら払うのか」を考えます。
終身は「身が終わるまで」つまり「死ぬまで支払う」という意味です。
でもいつ死ぬかなんてわからなくない?
そうなのよ!だからざっくり、もし平均まで生きたら、て考えよう!
こんな前提で考えてみます。
●30歳男性。今から保険に入ります。
●30歳男性の平均余命は63年←あと63年生きるってことですね
●保険料(保険会社に払う金額)は月1,800円
月1,800円なら安いよね!
1年にいくら支払うのか?
月1,800円×12か月だね
1,800円×12か月 ・・年21,600円かあ(けっこう高いな・・)
63年間払うと?
21,600円×63年間 ・・1,360,880円!!(高っ!!)
月々たった1800円でも、もし死ぬまで一生支払いするのであれば、136万円です。
保険は高い買い物ですね。
いくらもらえるのか、計算方法!
医療保険は「病気やケガで入院したら、1日いくらあげるね」
「1か月いくらあげるね」
というものです。
前提がこうだったとします。
●入院したら、1日5,000円あげます
●入院手術は50,000円、日帰り手術は25,000円あげます
もし病気で2週間入院して手術したら・・
5,000円×14日で70,000円かあ。手術でプラス50,000円。もらえるのは全部で12万円だね
支払いが1,360,880円。
もし入院だけの場合、死ぬまでに272日以上入院すれば、お金は損しない、ということになります。
(保険料1,360,880円÷入院日額5,000円=272日)
272日以上入院すればモトはとれるってことかー
入院しないで死ぬ人って、あんまりいないでしょ?
そうですね。しかし最近は
●高齢化により病院のベッド数が足りない。入院は昔に比べて短期になってきている
●手術も日帰りで対応することが多くなっている
保険は
「病気にならないと使えない貯蓄」とも言われます。
「なるかわからない病気のためだけのために備えるか」
「現金で手元に置いておいて、何かあった時は貯金でカバーするか」
はしっかり考えるべきところです。
そもそも何のために保険に入るのか?
不安だから保険に入ります。
でもその前に、
保険で、お金が損しないか?
そもそも保険で儲かる必要があるのか?
上記の例では、136万円も保険会社に払います。
損しないかどうかは、誰にもわからない、ギャンブルの部分になってきますよね。
保険会社は、テレビやネットで芸能人を起用してばんばん広告して、都会の一等地に立派なビルがあり、営業員を万人単位で雇用してます。
つまり保険は、保険会社が儲かるようにできているってことですね。
病気にならないと使えないお金なんてやだな。手元に置いて自由に使えるようにしたい!
という選択肢もあるかと思います。保険は
見えない手数料がガッポリ入っていて
保険会社が儲かるようにできていて
そもそも高額療養費制度があるので、医療費は公的保険である程度カバーできる
まとめ:納得できるなら入る!「入らない」という選択肢もあります!
●「総額で」「いくら」払うのか、計算してみる
●一生で「何日入院したら」「何回手術すれば」モトがとれるのか、電卓をたたいて計算してみる
●保険は病気やケガしないと使えない貯蓄のようなもの。
●高額療養費制度など公的医療の制度もあるので、「貯蓄でカバーする」という選択肢も考える。
支払い総額を計算すると、ちょっと冷静になってくるね。
「全部でいくら払うのか」「結局お金が得するのかどうか」は全部の保険の考え方の基本になるよ!
保険は大きい買い物だし、支払い期間も長い!
「なんとなく不安だから。。」と感情に流されず、しっかり考えて、大事なお金がムダにならにようにしよう!